創生デザイン学科の工芸実習~藍染編~

 晴天に恵まれた9月29日、創生デザイン学科の講義「工芸実習」が行われました。この講義は、工程を理解し、その知識や体験を今後の制作に生かそうとする意欲を身につけることが目標の一つになっています。
 今回は、生地の一部を縛って模様をつける絞り染めという技法で、藍葉を使用して実施。
 
 講義担当の川守田先生が準備した藍葉を水の中で揉み出し、色素を抽出して染液を作りました。布生地をその中に浸し、全体になじむよう染めていきます。学生は輪ゴムや糸で絞り模様をつけた布を丁寧に染色していました。

 液から取り出したら軽く絞り、広げて空気にさらします。その後水洗いをし、色止めとして定着液を入れた桶へ。再び乾燥、水洗いを経て、風にあてて乾かしたら染色の作業は終了です。

 模様に一人ひとりの個性が発揮された、素敵な作品になりました!学生はそれぞれの作品を見せ合ったりと、終始楽しそうな様子でした。

 この「工芸実習」は今後、陶芸や木工などの実習も行われる予定です。学生たちは、それぞれの素材特性を生かした造形を実践し、デザインにおける表現方法を習得することを目指します。

(2021年9月30日 掲載)