八戸工業大学では、一般市民のみなさまを対象に本学が主催する公開講座を開講しています。文化・教養の向上のみならず、暮らしに役立つ情報や子どもたちの興味をかきたてるものなど、さまざまな学びの場を提供しています。
今年度は、各月開催の「マチナカ公開講座」と題し、工学・デザイン・地域・教養に関連したトピックス等を提供する一般向け講座として、工学部・感性デザイン学部・基礎教育研究センターの各部局の教員がそれぞれの特色を生かした講座を開催いたします。また、例年通りの「体験型公開講座」も開催致します。開催内容は月ごとに更新していきます。是非お気軽にご参加ください。
講演型の公開講座は、申し込み不要(一部予約制あり)、受講料無料の講座となっております。当日は、感染状況等に応じて人数制限を設ける場合があります。先着順となりますのでご了承ください。感染症や自然災害の影響を鑑みて中止・変更する場合がありますので予めご了承ください。感染症対策のため、当日はマスクの着用をお願いいたします。体調がすぐれない方は参加をご遠慮ください。
<全ての講座共通(講演型)>
会場:番町サテライトキャンパス・ばんらぼ(八戸市番町9-5 協栄八戸番町ビル1階)
問合せ先:0178-25-8005(八戸工業大学 社会連携学術推進室 公開講座担当)
令和4年度の公開講座は終了しました。たくさんの方々のご参加に感謝申し上げます。
令和5年度の公開講座は現在準備中です。詳細が決まりましたら、このページでお知らせいたします。
4月9日(土)
ロゴデザイン制作秘話 -ウミネコとハチカ-
講師:感性デザイン学部 感性デザイン学科 高屋喜久子 教授 安部 信行 准教授
内容:「蕪島ウミネコ100周年」と交通系ICカード「ハチカ」のロゴマーク制作に関する秘話をご紹介します。デザインした学生とのワークショップも合わせて、お楽しみください。
4月16日(土)
衛星画像で見る八戸の城館跡
講師:工学部 工学科 佐々木崇徳 准教授
内容:近年考古学の分野における人工衛星の活用が進んでいます。八戸市内に多く存在している城
館跡について、衛星画像を用いるとどのようなことがわかるのかを見ていきます。
4月17日(日)
八戸でワインと原子力
講師:工学部 工学科 佐藤学 教授
内容:原子力施設立地地域と世界のワイン産地はご近所さんです。青森のワインも近頃いい感じで
すよね。青森県量子科学センターでの放射線を使ったワインの分析も紹介します。
4月23日(土)
八戸の和算について
講師:基礎教育研究センター 土屋拓也 准教授
内容:和算は江戸期に発達した日本独自の数学です。講座では八戸と和算について開祖の真法恵賢
に焦点を当て紹介します。また八戸の和算の立ち位置を今井先生(二松学舎大学)と議論します。
4月24日(日)
色んな角度から見た「卓球」
講師:基礎教育研究センター 塩入彬允 助教
内容:卓球は老若男女楽しむことができる珍しいスポーツです。本講座では、卓球の歴史やデータ
を紹介しながら魅力をお伝えしたいと思います。
5月14日(土)
光の科学と持続可能な発展
講師:基礎教育研究センター 川本清 教授
内容:開催日の二日後、5/16は「国際光デー」です。6月からの1年間は「持続可能な発展のための国際基礎科学年」でもあります。光の科学の発展史を振り返り、基礎科学が導く社会を考えましょう。
5月21日(土)
プログラミングの魅力
講師:工学部 工学科 山口広行 准教授
内容:小中高で導入されたプログラミング教育。プログラミングを学ぶことで、何が身につくか、どんな魅力があるかを、大学での取り組みやデモ、簡単な課題を交えて紹介します。
5月22日(日)
魚の卵を科学する。
講師:工学部 工学科 藤田敏明 教授
内容:八戸で漁獲されるサバやサケなどは卵で増える生物です。子孫繁栄のため、卵にはいろいろな工夫が見られます。魚卵ができる仕組みについて、繁殖の多様性と共に紹介します。
5月28日(土)
NFT、暗号資産、メタバースがわかる
講師:工学部 工学科 小久保温 教授
内容:小学3年生の少年が描いた絵が高額に!とテレビでも話題のNFTとは? そして暗号資産とは? また、関連して話題になっているメタバースとは?ニュースがわかる!最新のITを紹介。
6月4日(土)
SDGsから地域を眺めて:味噌玉の過去と未来と,そのポテンシャル
講師:工学部 工学科 星野保 教授
内容:地域資源として味噌玉に発生する菌類の再評価をおこなっています。麹菌はいませんが、魅力的な菌がいます。彼らの性質(形と生き方)を無用に熱く、紹介する予定です。
6月5日(日)
SDGsの達成に貢献する!環境に優しいバイオプラスチック
講師:工学部 工学科 信山克義 教授
内容:プラスチックごみを削減しリサイクルを進めることの大切さや、植物から生まれ自然に還る「環境に優しいバイオプラスチック」について紹介します。
6月11日(土)
建築とは何か-建築の始まりと発展-
講師:工学部 工学科 月永洋一 教授
内容:建築は芸術です。人類初の建築とは何だったのでしょう、その始まりを考えてみると、建築が芸術と言われる理由が理解できます。
6月12日(日)
二酸化炭素(CO2)排出実質ゼロの街にしてみませんか
講師:工学部 工学科 折田久幸 教授
内容:CO2の排出を減らす方法、排出したCO2を再利用する方法を紹介します。八戸をCO2排出ゼロの街にするために何をするのか、いっしょに考えてみようと思います。
6月18日(土)(八戸ブックセンターとの連携企画)
たのしい物理~光と屈折のはなし~
講師:工学部 工学科 関秀廣 教授
内容:私たちの身の周りにあふれる不思議な光と屈折の話から、スマホやテレビ画面でおなじみの液晶の仕組みまで、楽しい実演を交えながら、わかりやすく解説します。
6月18日(土)
青森県の風力発電
講師:工学部 工学科 小玉成人 教授
内容:日本で最も風力発電が導入されている青森県における風力発電の現状や風力発電の仕組み、特徴、課題などを風速計や発電機などを使って分かりやすく解説します。
6月25日(土)
みんなで作る種差海岸 花マップ!
講師:工学部 工学科 田中義幸 教授
内容:ドローンによる空撮も活用して、市民参加型植生モニタリングを実施しています。青森学術文化振興財団による助成研究、途中経過を報告します。関連展示も同時開催する予定!
7月3日(日)
海の波の話
講師:工学部 工学科 加藤雅也 教授
内容:海岸に寄せては返す波にはなぜか心が癒されますが、津波は大きな災害を引き起こすことがあります。いろいろな表情をもつ海の波についてお話しします。
7月10日(日)
乳酸菌ウラ話
講師:工学部 工学科 本田洋之 講師
内容:乳酸菌は白いとは限らない。乳製品や漬物だけじゃない。すっぱくなるとも言い切れない。体に良いとも限らない・・・そんな非常識で不都合な乳酸菌を語ります。
7月16日(土)
みちづくりとまちづくりの最近の話題
講師:工学部 工学科 武山泰 教授
内容:7月16日は「国土交通デー」です。みちづくり、都市交通のモビリティデザイン、まちづくりに関連させて八戸市のまちづくりについて話題を提供します。
7月17日(日)
デザイン的に考える -地頭力ってなんだろう-
講師:感性デザイン学部 感性デザイン学科 宮腰直幸 教授
内容:最近クイズ番組などで聞く『地頭力』。賢そうなことは分かりますがイマイチなんだか分からない。この地頭力、実はデザインととても関係があります。講座ではデザインのことを紹介しながら地頭力とはなにかをお話いたします。
7月24日(日)
スポーツ動作の科学
講師:基礎教育研究センター 大室康平 准教授
内容:スポーツの動作に関して科学的な視点から多くの研究がなされています。本講座では自身が「スポーツをやっていた学生時代に知っておけばよかった」と思う知識を紹介します。
7月31日(日)
おいしい水ってどんな水?水の硬度測定に挑戦!
内容:水の硬度って何だろう? 味に違いがあるのかな?化学実験でおなじみの“滴定”や大学の分析装置を使って様々な水の硬度を測定してみましょう!!
8月7日(日)
熱を加えて氷をつくる
講師:地域産業総合研究所 野田英彦 教授
内容:省エネルギーを行うには、排熱の有効利用が必要です。排熱の多くは200℃以下です。給湯や暖房には利用されていますが、氷を作れれば温度制御が可能となります。従来捨てられている200℃以下の排熱を駆動力とした、氷点下冷熱を製造できる冷凍機の開発について、お話します。
8月11日(木・祝)【八戸工業大学×はっち】
「※サンディくん」をつくろう
講師:工学部 工学科(電気電子通信工学コース)佐々木崇徳 准教授
内容:マイクロコンピューターと超音波センサーを使用した距離を測る装置(超音波距離計)を製作します。※音(サウンド)+距離計(ディスタンス)を合わせた造語。
8月27日(土)
地盤の見方・考え方ー八戸の地盤
講師:地域産業総合研究所 金子賢治 教授
内容:皆さんが感じる地震時の揺れの大きさは、地震の規模と震源からの距離、そして地表面近くの“地盤”の性質に影響されます。工学的な”地盤”の見方について基本的な知識を学習し、八戸市内各所の地盤をリモートで観察してみましょう。皆さんの住んでいる場所の揺れやすさが、わかるかもしれません。
8月27日(土)
八戸地域の地震リスク
講師:弘前大学大学院 地域共創科学研究科長 片岡俊一 教授
内容:今年の5月に青森県は太平洋側海溝型地震による被害想定を新たに発表した。本講演では、被害の想定方法を説明し、それをもとに八戸地域の揺れの強さと被害について説明する。さらに、八戸地域に影響を与える地震として内陸で起きる地震の影響も考える。
9月3日(土)
自分の命・大切な人の命を災害から守るためには?~防災研究と被災経験より~
講師:大学院工学研究科 堀合紳弥
内容:青森県でも新たな津波浸水想定が公表、豪雨による被害が増加傾向にあり、災害の被災リスクが高くなっています。災害や避難に関する最近の話題と、自身の東日本大震災での被災経験から、自分の命・大切な人の命を守るために重要なことをご紹介します。
9月4日(日)
自然災害 ー〇〇年に一度って何?
講師:工学部 工学科 竹内貴弘 教授
内容:大雨・雪害・地震・津波・高潮など自然災害に関わるニュースでは、「〇〇年に一度の・・・」でしたとの表現を耳にします・降水(雨・雪)量を例に平易に解説します。
9月10日(土)
白銀大火を考える
講師:工学部 工学科 工藤祐嗣 教授
内容:八戸市で1961年に発生した白銀大火の特徴的な延焼メカニズムから、もし八戸市が津波に襲われた後、津波火災が発生したらどうなるか考えたいと思います。
9月11日(日)
①地震多い八戸での地震対策
太平洋プレートと北アメリカプレートの交差領域(十勝沖)に近い八戸は北海道沖や三陸沖で発生する地震に敏感に反応します。しかし、地震対策を適切に講じていれば私達の生活に及ぼす影響を最小限にできます。
②液状化現象の発生メカニズムと対策工法
大きな地震では砂地盤上に液状化現象が発生して様々な被害が生じます。八戸工業大学の長年の研究活動で発生メカニズムが解明されました。それに基づいて対策を採れば被害は未然に防ぐことができ、大きな費用はかかりません。
③どんなに大きな地震にも耐えられる構造
過去の大地震、巨大地震で多くの構造物が被災し、犠牲者も出ています。被災しても内部の人命が守られるように、崩壊の原因を八戸工業大学で研究し、構造物が崩壊せずに形状を保持できる構造部材を考え出しました。
講師:八戸工業大学 名誉教授 塩井幸武
9月17日(土)
ディープラーニングによるAI
講師:工学部 工学科 島内宏和 准教授
内容:ディープラーニングによるAIが様々な分野で活用されています。近年のAIの仕組みと、その津波をはじめとする流体現象への応用について紹介します。
10月2日(日)
旅客機の形状と性能
講師:工学部 工学科 鈴木 寛 教授
内容:日本企業による小型ビジネスジェットの商業的成功や,リージョナルジェットへの挑戦がありました。今回は,旅客機にとって最も重要な巡航性能と,形状と性能の諸問題についてお話しします。
10月8日(土)
「三味線を弾けば自動的に譜面が出来る夢の自動採譜装置とは!」
講師:大学院工学研究科 小坂谷 壽一 教授
内容:古来より三味線などの伝統音楽は口伝伝承が主で楽譜が有りませんでした。今回、三味線を弾けば自動的に譜面が出来る装置を開発したので、分かり易く紹介します。
10月9日(日)
電波って危ないの?
講師:工学部 工学科 柴田 幸司 教授
内容:電波(電磁波)の用途は幅広く、電子レンジはマイクロ波という電波で食品を温めます。では、携帯電話やWi-Fiの電波って危ないの?という疑問にお答えします。
10月11日(火)
~スプレーと暮らし~
講師:工学部 工学科 大黒 正敏 教授
内容:噴霧(スプレー)は自動車など輸送機器から食品や医薬品に至るまで幅広い分野で使われています。今回は、噴霧利用の例を紹介する他に自動車企業との共同研究の成果も紹介します。
10月12日(水)
青森県の歴史的土木構造物
講師:工学部 工学科 阿波 稔 教授
内容:この講座では、地域の生活や産業を支えてきた社会インフラとしての歴史的土木構造物を紹介するとともに、それらの役割や保存、地域学習への利活用について考えます。
10月15日(土)
科学はなぜ進歩するのか―科学の知の哲学ー
講師:感性デザイン学部 感性デザイン学科 高橋 史朗 教授
内容:科学は「事実」を扱い「常に進歩」する。これは常識ですね。では、「正しい」はずの科学がなぜ「進歩」するのでしょう。本講座では科学の知の特徴を紐解いてみます。
10月16日(日)
柿渋の新型コロナへの効果、柿渋を使った本学での研究など
講師:工学部 工学科 鶴田 猛彦 教授
内容:柿渋は昔からいろいろ利用されていますが、最近では奈良県立医科大学での柿渋での新型コロナウィルス不活化が報告されました。本学での長年の研究についても紹介します。
10月19日(水)
東北新幹線八甲田トンネルの話ー環境保全に配慮した世紀の大工事ー
講師:八戸工業大学 福士 憲一 名誉教授
内容:今日も新幹線が駆け抜ける全長26.5km、複線断面陸上トンネルとしては現在世界最長の八甲田トンネル。貫通までの技術的な工夫をわかりやすくお話しします。実際の掘削岩石のプレゼントも。
10月20日(木)
「橋の話」
講師:八戸工業大学 長谷川 明 名誉教授
内容:橋は、古くから人々の交流に利用されてきています。丈夫な橋、長い橋を架けるためのこれまでの技術の進歩を振り返り、これからの橋を考えてみたいと思います。
10月29日(土)
「住みたい家・住みたい街」コンクール2022
このコンクールは、「⼩学⽣の皆さんが⾃分たちの家や街について関⼼をもち、これから地域を⽀える⼈間として育つ」ことを願って企画したものです。⼩学⽣のみなさんの⾃由なアイディアによる⽣き⽣きとした「住みたい家・住みたい街」についての提案を期待しています。
10月30日(日)
~ジュニアプログラミング講座~超簡単な算数で攻略 カメラに映った人の物まねAIアバターロボ
ロボ組立て、Windows PC操作、micro:bitプログラミング
11月13日(日)
ロボットプログラミング講座~本格ロボが物をつかんだり走ったりするぞ~
ロボット配線、PC・スマホ操作、ブロックプログラミング
11月5日(土)
青森県海岸の最大クラスの津波と地域の防災力向上のために
講師:佐々木幹夫 名誉教授
内容:八戸市には最大26mの津波が来ることが想定されています。なぜ、このような大きな津波が来るのか、その津波の発生の仕組み、構造、浸水範囲、そして青森県全体の地震による津波ついて話します。この地震津波に対して助かるにはどうしたらよいか、地域ではどのような対策が考えられるかについて話します。
11月19日(土)
数学パラドックス
講師:基礎教育研究センター 笹原徹 教授
内容:数学の世界では、論理的に正しい答えが我々の直感とかけ離れた答えになることがあります。そのような不思議な数学の問題をいくつか紹介します。
11月20日(日)
自己理解の心理学~まず自分を知ることから始めよう~
講師:基礎教育研究センター 佐藤昭雄 教授
内容:心理検査の基礎知識を学んだ後、実際に簡便な検査を体験し、演習を通じて心理検査を理解するとともに、自分を知るための一助とする。(病気等の診断を行うものではありません。)
11月26日(土)
CAE?シミュレーション?
講師:工学部 工学科(機械工学コース) 杉本 振一郎 准教授
内容:コスト削減や開発期間短縮のために製品開発にコンピュータシミュレーションを用いるCAEが活用されています。本講座では、CAEがどのようなものなのか概説します。
11月27日(日)
光子くんと電子ちゃんの深~い関係
講師:工学部 工学科(システム情報工学コース) 嶋脇 秀隆 准教授
内容:物質が光を放出(発光)する、光を吸収する。光が電気に変わる。。。身の回りの物質を介した仲良しふたりの深~い関係について考えてみましょう。
12月4日(日)
人工知能(AI)とサイバーセキュリティ
講師:清水能理 准教授
内容:最新の人工知能(AI)技術と近年のサイバーセキュリティ対策をお話します。さらにAIを用いたサイバー攻撃とAIに基づくセキュリティ対策を解説します。
講師:感性デザイン学部 感性デザイン学科 宮腰直幸 教授
内容:八戸の夏を熱く美しく彩る三社大祭。本物の山車に負けないモノづくりにチャレンジ!親子で力をあわせてオリジナルのミニ山車を作ってみませんか?