「防災フォーラム2024」を開催しました(3/19更新)

 3月9日(土)、番町サテライトキャンパス|ばんらぼにて「防災フォーラム2024」を開催しました。当日は約20名の市民の方々にご参加いただき、災害や防災について理解を深めました。

 まずは東北大学災害科学国際研究所の森口周二 准教授より、「令和6年度能登半島地震について」と題して講演いただきました。能登半島地震のメカニズムや被害状況について、現地調査に基づき解説。また、東日本大震災の被害状況にも触れ、土砂や地盤災害、液状化などについてご説明いただきました。

 続いて、本学感性デザイン学部の安部信行 准教授が「3.11みんなで支えあう防災~令和6年度能登半島地震の被災状況も踏まえて~」と題し講演。東日本大震災発生時のご自身の体験を踏まえ、小さなコミュニティ単位で支え合う「共助」の大切さを呼びかけました。

 最後に、本学工学部工学科の外里健太 助教が「斜面災害に関する解析と予測」の講演を行いました。ご自身の研究である斜面災害に関する解析について、シミュレーションなどを用いて解説しました。

 本学地域産業総合研究所長の金子賢治 教授は、東日本大震災から13年が経っていることに触れ、「もう一度地域の防災力の向上を図りたい」とコメント。また、同研究所 防災・インフラ部門長の迫井裕樹 准教授は「個々人が普段から防災意識を高く持つことが大事」とし、今回のフォーラムがその一助となることを願いました。

 八戸工業大学では今後も、防災および減災のための技術開発や、これらを担う人材育成に取り組んでまいります。

(2024年3月14日 掲載)

●2024年3月16日(デーリー東北)
新聞記事はこちらからご覧いただけます。
(デーリー東北新聞社の許可を得て掲載しています。)

(2024年3月19日 更新)


 本学では、2011年の東日本大震災発生を契機に、防災および減災のための技術開発や、これらを担う人材育成を強化すべく、組織を立ち上げ研究ならびに教育活動を行ってきました。「防災フォーラム」もその一環であり、これまで地震や津波、豪雨などの災害に関する講演を実施し、地域の方々の防災意識向上に尽力してきました。
 今年度も以下の通り、フォーラムを開催いたします。ぜひご参加いただき、今後起こりうる災害への対策について考える機会としていただければ幸いです。

防災フォーラム2024

日時:2024年3月9日(土) 13:30~16:00
場所:八戸工業大学 番町サテライトキャンパス ばんらぼ
講演:『令和6年度能登半島地震について』(東北大学災害科学国際研究所 准教授 森口周二)
   『3.11みんなで支えあう防災~令和6年度能登半島地震の被災状況も踏まえて~』
   (八戸工業大学感性デザイン学部感性デザイン学科 准教授 安部信行)
   『斜面災害に関する解析と予測』(八戸工業大学工学部工学科 助教 外里健太)

主催:八戸工業大学地域産業総合研究所
共催:東北大学災害科学国際研究所
後援:(一財)青森県工業技術教育振興会

 参加をご希望の方は、お電話またはメールでご連絡ください。定員(40名)になり次第締め切らせていただきます。(申込み締切:3/6(水))
TEL:0178-25-8005 E-mail:kaikaku@hi-tech.ac.jp(担当:八戸工業大学 社会連携学術推進室)