「原子力体感研修」を実施しました

 12月1日~2日にかけて、3年生の集中講義「原子力体感研修」を実施しました。これは、地域の事業者のご協力や、経済産業省の人材育成事業への応募採択により、例年行っているものです。今回は、大間町、東通村、六ケ所村の原子力関連施設を訪れ、説明を受けたり見学をさせていただきました。

 初日は大間町の電源開発株式会社を訪問しました。大間原子力発電所の建設工事について教えていただいた後、現地を見学しました。風が強い日でしたが、実際に現場を見られる貴重な機会となりました。

 2日目は、まず東北電力 東通原子力発電所を訪問。PR施設「トントゥビレッジ」を見学し、原子力や発電所について説明を受けました。また、VR動画にて発電所の中をバーチャル見学しました。その場にいるかのような映像に、学生たちからは驚きの声が上がっていました。続いてバスで構内を巡りながら、各場所の役割等を教えていただきました。
 その後、六ヶ所村に移動し青森県量子科学センターへ。施設の概要や主な装置について聞き、実験エリア等を見学しました。医療関係の装置や小動物実験に関することなど、学生は興味深そうな様子でした。

 電気電子工学科3年の下坪真生さんは、「各施設で説明を受けることで原子力への理解が深まった。充実した研修を今後に活かしたい」と話してくれました。
 
 普段は入ることのできない施設を見学したり、現場の方のお話を直接聞いたりと、貴重な時間を過ごすことができました。ご協力いただいた事業所の方々に感謝申し上げます。

(2021年12月3日 掲載)