土木建築工学科の学生が震災伝承のイベントに参加しました

 一般社団法人トナリノが企画した「3.11 忘れなPJ~未来に東北から風を~」に土木建築工学科 4年の吉田龍平さんが参加しました。これは、東日本大震災から10年が経過した被災地の現状を、オンラインにより伝える企画です。企業と中継を結び、社員の方々が震災をより深く理解することを目的としています。今回は青森県版として、「探査船ちきゅうと八戸」をテーマに11月16日、みなと体験学習館から中継を行いました。

 吉田さんは2011年3月11日、地球深部探査船「ちきゅう」乗船中に被災。その様子が描かれた絵本とともに、実体験を紹介しました。小学5年生だった当時を振り返り、先生や船員の方々の配慮で恐怖感が和らいだことを教えてくれました。吉田さんは、震災を経た現在の八戸は「地域防災により力を入れている」と感じているそう。これからも風化させることなく「震災を知らない世代にも伝えていきたい」と話しました。

(2021年11月22日 掲載)