令和3年度学位記授与式を挙行しました

 3月18日、令和3年度学位記授与式を挙行しました。新型コロナウイルスの感染状況を鑑み、出席者を学生と教職員に限定し、規模を縮小して行いました。保護者の方に向けては、式の様子をオンラインにて配信しました。

 会場には、卒業生・修了生の代表者が集まり、緊張した面持ちで式に臨みました。学位記が授与され、坂本禎智学長から告辞が述べられました。大学生活について、コロナ禍で制約がありながら「困難に立ち向かう姿勢が誇らしい」と激励。本学が約2万人の卒業生を送り出していることに触れ、今年度の卒業生・修了生の活躍を願いました。

 次に、代表者による謝辞が述べられました。修了生の代表は、博士後期課程 社会基盤工学専攻のコウ エンカさん。コウさんは、新疆から来日した3年前を思い出しながら、充実した大学生活に向けてサポートをしてくれた教職員に感謝しました。帰国に寂しさを感じつつ、故郷で待つ家族との再会が楽しみでもあり複雑な心境を打ち明けてくれました。「八戸に恋をした」と表現し、触れてきた地域の文化や景色を振り返りながら、充実した表情で言葉を締めくくりました。
 続いて、学部卒業生代表の機械工学科 道端健太朗さんは「仲間と過ごした4年間はかけがえのない時間」と大学生活を振り返りました。学科で行われたロボットコンテストについて、製作の苦労や完成した時の感動を話しました。親元を離れての生活で、周囲の支えに対するありがたみが深まったよう。感謝の気持ちを忘れず、社会に貢献する人材になることを誓いました。

 各学科では、配信される式の様子を卒業生・修了生が視聴。その後、手交式が行われ、一人ひとりに学位記が授与されました。学科教員や同窓生による祝辞が贈られ、卒業生たちは感慨深げな表情を浮かべていました。

 学位記授与式を迎えられた卒業生・修了生の皆さま、おめでとうございます。本学での学びを糧に、予測不可能な社会でも、可能性に満ち溢れた若い力で皆さまがご活躍されることを祈念いたします。

(2022年3月22日 掲載)