「HITインフラミュージアム 記念講演 2026」を開催しました

 6月17日(水)、本学にて、主催:青い森の橋ネットワーク(主管:八戸工業大学)により「HITインフラミュージアム 記念講演 2026」が開催されました。
 本講演では、「このままで本当に大丈夫か?地域インフラを担う人材育成とDX最前線」と題しまして、全国各地でインフラメンテナンスや人材育成の最前線でご活躍されている産官学の専門家を講師としてお招きし、講演いただきました。

 まず初めに、本学の阿波 稔 教授(青い森の橋ネットワーク 代表)から、記念講演会の開催にあたりにご支援・ご協力いただいた関係機関・団体の皆様への御礼とともに、「地域インフラを自ら守る」と題して、地域の人材育成拠点としてのHITインフラミュージアムの役割について説明がありました。

 講演会は、インフラ教育やDX、アセットマネジメントなどをテーマに、多角的な視点から以下の8つの講演が行われました。

 ・木下 幸治 氏(福岡大学・教授 土木学会 知の形成委員会 WG1 主査)
   「知の体系化とその後の連鎖反応への期待」―土木学会・知の体系化小委員会の挑戦―
 ・新保 二郎 氏(九州地方整備局 九州技術事務所 事務所長)
   「DXは人を育てられるのか」―九州初・現場主導の人材育成―
 ・阿部 徳男 氏(名古屋大学 橋梁長寿化推進室(中日本ハイウェイエンジニアリング名古屋))
   -「実橋モデルを用いた臨床型研修による橋梁維持管理技術者の育成」―
 ・芦澤 常幸 氏(ショーボンド建設株式会社 つくば研修センター センター長)
   「知識を“実践力”に変える」―体験型教育で習得する使える力―
 ・大津 敏郎 氏(東日本高速道路株式会社 フェロー)
   ―「本格的維持管理時代におけるNEXCO東日本の人材育成」―
 ・渡邊 学歩 氏(関東学院大学・教授 土木学会 知の形成委員会 WG1 委員)
   「計測データは意思決定を支えられるか」
   ―山口県における”ニーズの醸成”から始まる人材開発の実践―
 ・長瀬 雄二 氏(青森県 県土整備部 道路課 橋梁グループマネージャー)
   「20年分のデータは何を語るのか」―青森県橋梁アセットマネジメントの挑戦―
 ・藤田 弘昭 氏(八戸工業大学・客員教授 土木学会 知の形成委員会 WG1 委員)
   「見る・触れる・考える」―多様な担い手が学び続けるインフラ教育の場―

 最後に、船﨑 健一 学長から閉会の挨拶がありました。船﨑学長は、「HITインフラミュージアムは、見て・触れて・体験しながらインフラ技術や歴史を学べる施設である」ことから、今後も地域を支える人材育成と技術交流の拠点として発展に努めていくという決意が述べられ、盛会のうちに幕を閉じました。

 講演会を通じてインフラメンテナンス分野の現状と最新技術の動向、さらに地域インフラを担う人材育成とDXの取り組みについて知見を深めることができました。講演会終了後には「HITインフラミュージアム 現地見学」も実施され、多くの方にご参加いただき、大変な賑わいを見せました。