JAMSTECなどと連携するMPに関する環境教育国際プログラムを提案

八戸工業大学とJAMSTEC(海洋研究開発機構)および協力機関の連携による「参加型マイクロプラスチック(MP)環境教育国際プログラム」を国連海洋会議(6月5~9日ニューヨーク)のボランタリーコミットメントで提案し、登録がなされました。

陸域を発生源とする海洋ごみ、とくに大きさ5㎜以下のプラスチック(マイクロプラスチック:MP)は最も深刻な地球環境問題の一つです。平成28年5月開催のG7・伊勢志摩サミットにおいても、MPを含むプラスチックの発生抑制および削減・対処することが確認されています。

今回登録されたプログラムは、まったく新しい環境教育国際プログラムで、未来を担う小学生・中学生を対象としています。児童・生徒たちの海洋に対する興味とリテラシーの向上を図ることを目的として実施します。また、このプログラムでは、単に科学的フィールドワーク手法を学ぶだけでなく、得られたデータはWebサイト上で可視化され、地球環境問題を理解するツールとして提供されます。

このプログラムは、アジア地域、欧州諸国、さらには環境保護に関心のある民間部門やNGOなど、国際的に拡大することが期待されます。

協力機関:東海大学海洋学部・東海大学海洋科学博物館・八戸市水産科学館・八戸市教育委員会

以下、関連の新聞報道です。あわせてご覧ください。

小中学生向け環境教育プログラム 八工大などが国連に提案 海辺のごみを調査(2017年6月21日デーリー東北)

未来の科学者を育成 小中生向け微小プラごみ調査プログラム 海洋機構、八工大開発へ(2017年6月21日東奥日報)