本学ロボット工学プログラムでは、「動かす手応え」を重視した実践的な教育を展開しています。電気・機械・情報の三要素を総合的に学び、理論と実装を結びつけながら理解を深めることができます。前期には、四足歩行ロボット、二輪ロボット、三軸ロボットアームなどのオリジナル教材を活用した基礎実習を行いました。
その集大成として、9月4日(木)には産業用協働ロボットを大学に搬入・設置し、ワークを掴んで所定の位置まで正確に移動させる操作実習を実施しました。使用したのは、組立工場などで広く利用されている最新機種です。当日は、三八地域におけるロボット導入を推進している青森県産業技術センター 八戸工業研究所 機械システム部 部長・村井 博氏を講師に迎え、現場の視点を交えた具体的なご指導をいただきました。
実習後のアンケートでは、学生から「精度や安全性の高さに驚いた」「高価な機器を操作する緊張感と責任感を実感した」「教材との違いから大きな学びがあった」といった声が寄せられました。
(こちらから、AIによる「参加学生の感想」の要約をお聴きいただけます。)
今回の実習を通じて、学生たちは「協働ロボットは地域の中小企業でも十分に導入可能な技術」であることを実感しました。さらに、学んだ知識や技術を将来地元で活かす展望を描くきっかけにもなりました。
本プログラムは今後も、理論と実践、そして大学と地域をつなぐ教育を通じて、未来を切り拓く人材の育成に取り組んでまいります。




(2025年9月11日 掲載)