「テクノルこどもロボット教室」を開催しました

 「テクノルこどもロボット教室」が、8月18日から20日の3日間、八戸市児童科学館と、利便性の高い街中に位置する八戸工業大学サテライトキャンパス「ばんらぼ」で開催されました。主催は NPO法人 地域活性化教育支援ネットワークREN。本学の実践型人材育成の発展プログラムである「ロボット工学プログラム」の教育理念を地域に開放し、小学生向けに展開した特別講座です。

 ロボット工学プログラムは、“機械工学・電気工学・情報工学を統合し、ワンストップでロボットを学べる”という本学独自の教育モデルであり、今回の教室ではその特色を小学生向けにアレンジしました。市内の小学生5名が参加し、講師および学生の指導のもと、金属製ロボットの組み立てや配線、走行やアーム制御のプログラミング、さらにはセンサーを活用した自動運転に挑戦。最終日には発表会とプチロボコンが行われ、障害物回避やブロック倒しなどの課題に取り組みながら、自らの工夫を発表しました。

 参加者からは「思い通りにロボットが動いたときは嬉しかった」「難しかったけれど達成感があった」といった声が寄せられました。指導にあたった工学部の本波洋講師は「皆さんの強い好奇心と意欲を感じました。継続すれば、将来きっと優れた技術者になります」と励ましの言葉を贈りました。

 今回の取り組みは、本学の教育を地域の子どもたちへ橋渡しするものであると同時に、サポートに携わった大学生にとっても教育実践を体験できる貴重な機会となりました。

 八戸工業大学は今後も、地域の企業や団体と協力しながら、次世代のロボットエンジニア育成に取り組み、この特色ある学びの場を社会全体で発展させてまいります。

(2025年8月22日 掲載)