創立50周年記念シンポジウム 開催報告

 八戸工業大学創立50周年記念行事として、2022年10月29日(土)14:00から市内はっちのシアター2をメイン会場として記念シンポジウムを開催しました。シンポジウムのテーマは「工学✕デザイン✕地域」~大学から発信する地域の活性化~で、近年大学に求められている新しい教育の形、地域に貢献する大学のあるべき姿を基調講演や大学の取組み事例の紹介を通して地方創生における大学の役割を考えるものです。
 シンポジウムは本学の坂本禎智学長の挨拶の後、本シンポジウム開催趣旨説明を工学部大黒正敏教授が行って開始されました。基調講演は、京都光華女子大学短期大学部の鹿島我教授から「地方活性化に直結する産学連携20のプロジェクト~京都光華女子短大が目指す学び~」として、2年間という限られた期間で、学生自らが学ぶ姿勢を涵養し、企業等の連携を通じで学生を大きく成長させていく数々の取組みが紹介されました。

 
 事例報告では、最初に本学感性デザイン学部の皆川俊平准教授、宇野あずさ講師から「地域のつながりを形成する場づくり:北東北でのデザイン実践を事例に」と題して、デザイン思考の説明、感性デザイン学部における実践例の説明と、それに携わった3年生前田柚菜さんからの報告がありました。続いて、京都光華女子大学短期大学部ライフデザイン学科2年牧野いずみさん、宮本若奈さんから「京都の短大生が挑んだ伝統工芸との連携~課外活動で得た2年間で4年分の成長~」との題目で、学生リーダー組織D’*Lightの紹介と活動事例として学園80周年記念グッズ作成と畳企画の紹介があり、それらの活動を通じての成長が述べられました。最後に本学工学部・建築・土木工学コースの小藤一樹准教授から「八戸を舞台にした学生の設計作品~卒業設計・総合デザインの課題から~」と題して、八戸を舞台とした卒業設計の作品の紹介があり、学生が八戸のどこの何に着目し設計を構想したのか等の解説がありました。
 総合討論では、「地方創生における大学の役割とは?」をテーマに株式会社マインドシェアの西澤陽介さんがモデレーターとなり、ディスカッションが行われました。各大学の取組みに対する質問や感想がフロアから出され、その中では、取組に関わった学生の率直な意見・感想も述べられました。また、企業・団体等と連携する際のキーポイント、大学が考慮すべき点などの意見交換が行われ、最後に八戸学院大学の田中哲学長補佐からの講評でシンポジウムを終了しました。


(2022年10月31日 掲載)


 八戸工業大学では、創立50周年を記念し、地域活性化をテーマとしたシンポジウムを開催します。京都光華女子大学短期大学部の鹿島我教授による基調講演や、同短大学生および本学教員・学生の活動報告を行います。
 ご参加を希望される方は、以下をご参照のうえ、八戸工業大学 社会連携学術推進室までご連絡ください。どうぞよろしくお願いいたします。

【八戸工業大学創立50周年記念シンポジウム~「工学×デザイン×地域」大学から発信する地域の活性化~
日 時:2022年10月29日(土)14:00~16:10
場 所:八戸ポータルミュージアム はっち2F シアター2(サブ会場:はっちひろば)
料 金:無料
定 員:50名
申込み:☎ 0178-25-8005  ✉ kaikaku@hi-tech.ac.jp(八戸工業大学 社会連携学術推進室)

 当日は、Zoomでもご参加いただけます。以下のURLにアクセスください。

八戸工業大学創立50周年記念シンポジウム 2022年10月29日 14:00-16:10
【ブラウザーからご参加の場合】
https://us02web.zoom.us/j/83068029288?pwd=bmdoTno0elhGSWFuWGxDVGNMK1BCUT09

【アプリからご参加の場合】
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