令和2年度学生チャレンジプロジェクト事業(学チャレ)中間報告

 学生チャレンジプロジェクト事業(学チャレ)は、八戸工業大学に在籍する大学院学生または学部学生が、自ら企画する調査・研究、地域貢献、ボランティア活動などのプロジェクトについて助成することを目的とした事業です。学生自らが若者らしい感性で、企画・計画、実践することでキャンパス生活をより充実させる機会を提供します。
 令和2年度プロジェクト『新型コロナウイルス感染症拡大防止に関する「今だからできること」』、『SDGs(持続可能な開発目標)に関する活動』について中間報告書を掲載します。以下の各プロジェクト欄からご覧ください。

令和2年度学生チャレンジプロジェクト事業 一覧

がんばろう学生~新型コロナウイルスに負けずに学生生活を楽しむために~/がんばろう学生プロジェクトチーム 

充実した学生生活を送るため、以下の2つのプロジェクトを実施します。
①八戸工業大学版 LINEbot開発
 現状のサイトでは、通知が来ないため、新型コロナウイルスに関する情報(休講、補講情報にも対応させる)等を素早く確認できるようにし、ユーザーの使いやすさ向上を目指します。
②学生交流アプリの開発
 新型コロナウイルスの影響により、希薄となった学生同士のコミュニケ―ション促進を目的として開発します。

がんばろう学生~新型コロナウイルスに負けずに学生生活を楽しむために~ 中間報告書

コロナ超・対策/まんけんエモーション・グループ

 ユニバーサルデザインの観点から、漫画研究部、感性デザイン学部などで構成されるグループ員のデザインスキルやイラストレーションスキルを活かし、メディアを活用して八戸市内の情報弱者に、広く新型コロナウイルス感染拡大予防を呼びかける活動を行います。
 手洗いや三密の徹底など、新型コロナウイルス感染拡大予防を訴える注意喚起ポスター・漫画の制作、掲示、配布を行います。対象は、特に、市内の小学校や障がいを持っている人たちの福祉施設、外国人が通う日本語学校等、難しい日本語の文章だけでは情報が伝わりにくい人たちを想定しています。

コロナ超・対策 中間報告書

マイクロプラスチックに関する研究/Team MTY

 近年,マイクロプラスチックによる環境汚染が注目されています。特に直径5mm以下のマイクロプラスチックは人体に取り込まれやすく,生態系や人体への影響が懸念されています。また,マイクロプラスチックは残留性有機汚染物質を吸着することも問題視されており,海に隣接する八戸もこの問題に対して無視はできません。
 そこで,生命環境科学科の専門分野である「化学」と「生物」の観点から,以下の2点について研究を行います。この研究を通し、八戸の美しい自然景観および水産資源の維持と魅力の発信に繋がればと考えています。
 ①プラスチック製品に紫外線を照射しどのようになるか、分析を行い評価する
 ②ミジンコと蛍光微粒子を用いて、生体内におけるマイクロプラスチックの影響を検討する

マイクロプラスチックに関する研究 中間報告書

ゲームで知る「SDGs」/ゲーム研究部

 SDGsとはよく聞きますが、実際何なのかを理解している人は少ないと感じます。そこで、ゲームを用いてSDGsについて考えるきっかけ作りを考えました。具体的には、既に市販されているSDGsカードゲーム「THE SDGs Action cardgame “X(クロス)”」(金沢工業大学SDGs推進センターと株式会社リバースプロジェクトが共同開発)を利用します。ただ、これはゲームというより教材に近いため、カスタマイズを加えることでゲーム性を高め、広くSDGsを理解してもらえるよう、チャレンジしてみたいと思ったのが動機です。
 主に小学生や中学生を対象に、自分たちだけで遊べて、さらに繰り返して遊びたくなるゲームとなることを目指し、ルール変更や道具の追加などの改変をしてゲームの遊び方の説明動画制作をします。動画はYoutubeなどに配信できればと思います。また、市内の店舗とも協力し、一般公開ができればと考えています。

ゲームで知る「SDGs」 中間報告書

水回りの再建#Cleanなphotospot化/Remakers

 本プロジェクトは、アイデアやデザインの構想を得意とする創生デザイン学科と形づくりを得意とする土木建築学工学科の学生が共創することで、大学構内の使われなくなったモノや見過ごされるような場所に新たな価値を「つくる」、制作プロセスも含め学生の活動を「発信する」、リメイクした場所や建物の再活用することで地域住民と「交流する」といった、アイデアから形づくりまでの仕組みやコミュニティを作ることを目的としています。
 今年度は、リメイク活動を行うためのアイデア構想と調査を行い、来年度のリメイク活動への土台作りをします。

水回りの再建#Cleanなphotospot化 中間報告書