八戸工業大学では、将来、高校・中学校の先生になるための『教育職員免許状(以下、教員免許)』を取得することができます。教職課程の科目を修得することで、4年次には、学校現場での教育実習を行います。今回は、2025年5月に教育実習を終えたばかりの学生にインタビューを実施しました。

 工学科 機械工学コース 4学年
 久保沢 透大 さん

 【教育実習先】 
   青森県立八戸工業高等学校 (2025年5月実施)


教員免許の取得を目指す理由は?
高校時代に、先生との日々の会話を通して教師に興味をもちました。母校(八戸工業高校)では、八戸工業大学出身の先生が多いことを知り、教員免許取得を目指して、高校(工業)の教員免許を取得できる八戸工業大学に進学しました。

■ 大学で教職科目の授業を受けてみて
工業高校出身のため、授業内容が文系よりで、文章を書くなど大変でした。今回、実際に教育実習に行ってみて、大学で学んだことは決して無駄ではなかったです。

■ 教育実習の感想
『 楽しかったです。授業準備など様々苦労したこともありましたが、教育実習はとても楽しい時間で、早く教育の現場に入りたい気持ちが、より強くなりました!』

授業では、指導担当の先生に調整いただき、4校時分の授業を担当させていただきました。始めの授業では『流体機械に関する基礎』に関する授業を行い、生徒に問いかけ・対話を意識して授業を行いました。課題に感じたことは、生徒ひとりひとりの進み具合・理解のスピードが違い、自分が想定していた授業スケジュール通りに進められなかったことです。

そこで、指導担当の先生からアドバイスをいただき、ワークシートを取り入れることにしました。早速、次の授業からワークシートを活用することで、生徒の記入スピードや理解度を確認してから、授業を進められるようになりました。

また、授業以外にも、2年生を対象に「進路について」話す機会をいただき、様々な経験をすることが出来ました。最終日には、生徒から色紙と記念品をいただきとても感動しました。

教育実習を終えて、先生という仕事は面白い職業だと体感しました。一生懸命準備をして、生徒が分かりやすいように工夫した授業を行い、テスト等で理解してくれたことが分かったときに、生徒の成長を感じること、それが先生ならではの面白さだと思います。


今後について
先生になるために教員採用試験に向けて勉強中です。
生徒が主体的に考え・行動できるように補助をする。そんな先生になりたいです。

■ 教員免許取得を目指す後輩向けて
いろんな経験をすると良いです。年上・同い年・年下といった様々な人と接し、話す機会があると良いでしょう。

自分は、サッカーを続けてきましたが、大学では、サッカーのトップリーグで審判をするための資格を取得するため、試験・研修に参加しました。研修では、様々な年齢の方と会話し、時には講話のお願いを受け、多くの人の前で話す機会がありました。ここでの様々な人をコミュニケーションを取り、人前で話す経験は、教育実習で生徒の前に立って授業を行う上で、とてもためになりました。

教員を目指す人は、苦手なことや、得意なこと含め、今できるいろんな経験してほしいと思います。


~ 八戸工業大学の教員免許に関する情報 ~

■ 取得できる教員免許
取得できる学科・コースは右記の通りです。
本学では、以下の教員免許状を取得できます。

▸高等学校教諭一種免許状 (工業) (情報) (美術) (工芸)
▸中学校教諭一種免許状 (美術)

 

■ 教員免許取得者数(直近5年間) 






■ 直近5年間の就職先 (赴任先学校の所在地)


教員免許の取得を目指す際には、1年次から教職課程に関する科目を履修していく必要があります。
「将来は教員になりたい」と考えている方、あるいは「せっかくなら免許を取って、教員の選択肢も持ちたい」と考えている方、どちらも大歓迎です! ぜひ教員免許取得にチャレンジしてみてください。
八戸工業大学の教員と職員が、あなたの挑戦をしっかりとサポートします。