当初計画ではプログラミング技術による効率的なエネルギー利用を啓蒙する教材の開発としていたが、連携する団体の意向により、内容をロボットプログラミングに寄せた形になった。しかしながら、より具体的で多くのプログラミング教材を開発し関連団体と連携し地域・学外に展開できたことから、 地域の情報教育の裾野を広げるという目的は十分達成できたものと考える。

 特に、おいらせ町立甲洋小学校プログラミングクラブのサポートでは、端末アプリの更新の問題や、実際のコンテンツを児童に展開する際のポイントなど、 県内に幅広く情報教育を展開する際に共通する多くの知見を得ることができた 。 R5年度 は、この支援をさらに発展させて、甲洋小の先生方による主体運営に移行するためのモデル構築のお手伝いをする計画が進行中である。

 三沢航空科学館のプログラミングイベントでは、単なるプログラミング教室とは一線を画する大学監修ならではの学びの多いコンテンツとの評価を頂き、R年度も継続したいとの依頼を受けている。

 また、昨年度からの継続である CoderDojo八戸 の支援活動では、会場としてのばんらぼ提供やメンターの派遣などが定着し、 CoderDojo の全国大会でも本学のサポートが紹介され多くの反響があり、本学広報への貢献も大きかったと自負している。

 以上のようにR4年度は活動初期の目的はほぼ達成できたので、 R5年度からはこの活動をシステマティックな支援体制の構築へと舵を切って行きたい。