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出身地 | 兵庫県 |
出身校 | 岡山大学大学院 |
経歴 | |
■現職活動 | |
管理職名 | |
専門分野 | 日本語学、日本語史 |
所属学会 | 日本語学会、日本語文法学会、西日本国語国文学会、日本方言研究会、近代語学会、スポーツ言語学会、国際言語文化学会 |
担当科目 | 日本語表現法/実践日本語表現/日本文学/主題別ゼミナールI・II/情報科学アラカルトほか |
研究テーマ1 | 形容詞性接辞の史的変遷に関する研究「大人っぽい」「子どもらしい」「水くさい」のように形容詞を作る「−ぽい」「−らしい」「−くさい」、そして形容動詞を作る「−みたいだ」の意味・用法の変化を歴史的にまとめました。「−ぽい」「−らしい」には、まず人や物の様子や性格を表わす形容詞の用法だけが見られ、その後、「雨が降るっぽい」のような推量を表わす助動詞的な用法が見られるという共通の変化が生じます。また、その変化の過程もよく似ています。今後は、「−くさい」「−みたい」についても詳しく分析し、まとめていく予定です。 |
研究テーマ2 | 若者を対象とした方言研究青森県には古い方言が多く残っているとされています。しかし、大学などに通う若者がそれらの方言を今でも使うか、といった点については疑問が残ります。一方で、共通語だと思って東京など都会へ行ったときにも使ってしまう「気づかない方言」は、若者も使用しています。大学生が、方言辞典に掲載されるようないわゆる「伝統的な方言」をどの程度理解し得るか、また、方言だと気づかず地元から離れても使ってしまう「気づかない方言」をどの程度使用しているかといった点を、アンケートを中心として調査しています。 |
研究テーマ3 | 雑誌を対象とした混種語に関する研究カタカナで書かれる言葉、いわゆる外来語は、若者にとっても意味が難しいものであり、社会でも「カタカナが氾濫している」としばしば指摘されています。本研究は、大学生が興味を持った「ジェンダーレス男子」のようなカタカナと漢字・平仮名を組み合わせた「混種語」について、どのような規則で作られ、どのような意味で用いられているのか調査し、まとめています。現在は、大学生でも調査対象としやすく、カタカナ語が見られ易いとされるファッション雑誌とスポーツ雑誌を中心として調査を進めています。 |
研究テーマ4 | インターネット上で見られる表現に関する研究(ネットスラングや方言に関する研究)インターネット上では、twitterやLINE、ブログなどSNSを中心として、話し言葉や通常の書き言葉には現れない表現が用いられています。たとえば、書き手(話し手)が笑っていることを表わす「w」や顔文字、他にも書き言葉なのに普段話している方言が紛れ込むなど、話し言葉と書き言葉の両方の要素を含みつつ、それ以外の表現も持っています。若い世代ほど、インターネットから離れて過ごす人は少なく、大学生が興味を持った表現を中心として、コーパス資料を使うなどして用例を集め、インターネット上の表現の意味・用法を分析しています。 |
参加プロジェクト 委託研究実績 |
アプリケーションを用いた青森県の方言教育に関する研究事業(公益財団法人青森学術文化振興財団) |
作品・製品・著書 | |
社会貢献 | 株式会社八戸テレビ放送放送番組審議会委員 八戸ブックセンター 懇談会メンバー 文化庁 被災地における方言の活性化支援事業 |
■出張講義 2020 | |
講義系統 | 教養系 |
講義テーマ1 | 形容詞と助動詞の歴史 ――大人っぽい子ってモテるっぽくない?――この講義では、日本語の文法を歴史物語として勉強します。雑誌などでよく用いられる「っぽい」などの言葉に焦点をあて、いくつかの言葉を歴史的に見ていきます。 |
講義テーマ2 | 現代語と方言 ――坂本龍馬は本当に日本の夜明けは近いぜよ!と言ったか?――この講義では、方言を用いることによって得られる効果についてお話します。特に、近年になって指摘されている「娯楽のための方言」について具体例を挙げて説明します。 |
講義テーマ3 | |
講義テーマ4 | |
講義テーマ5 | |
講義テーマ6 | |
■個人として | |
この道に進んだ きっかけ |
恩師に「好きなことをやれ」と言われたためです。好きなこと・打ち込みたいことが、日本語の面白さを追究すること・面白い文章を書くことでした。 |
将来の夢 | |
趣味 | ピアノ、料理 |
座右の銘または 生活信条 |
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■メッセージ | |
企業へ | 日本語はどの分野にも関わり、特にコミュニケーション能力の育成には欠かせない要素だと考えます。日本語学の基礎を学び、より高度な知識や考える力を身につけられる講義を目指しています。 |
高校生へ | 日本語は、生まれたときから傍にある言語なので、ほとんどの人が読み書きをすることができると思います。ですが、突き詰めていくと知らないことがたくさんあります。大学で、その一端を知り、日本語について一歩深く学んでみませんか。 |
■選択キーワード | |
日本語学 日本語史 方言 |
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■選択キーワード内容 | |
■共同利用が可能な装置・機器等 | |
なし |
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