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出身地 | 滋賀県 |
出身校 | 同志社大学大学院工学研究科 |
経歴 | 日本学術振興会特別研究員(DC2),龍谷大学理工学部,独ハノーファー音楽演劇メディア大学音楽医学研究所,【非常勤】大阪学院大学情報学部 |
■現職活動 | |
管理職名 | |
専門分野 | 音楽情報処理,音楽知覚認知,音楽音響 |
所属学会 | 日本音響学会,日本音楽知覚認知学会,電子情報通信学会,情報処理学会,日本心理学会,米音響学会 |
担当科目 | 知識工学/ディジタル信号処理/計測情報工学/情報基礎ゼミナール/情報工学基礎実験U/情報専門ゼミナール/卒業研究/マルチメディア工学特論(大学院)/特別演習(大学院) |
研究テーマ1 | 音楽音響信号処理音楽と情報に関する研究を行ないます.例えば複数楽曲からのサビ推定,音響信号からの拍/拍子/小節推定,音響信号に対する感情付与,類似楽曲の自動判定,また,自動編曲・編曲支援ツールの構築,演奏支援システム,音楽理論に関するシステム開発などを行ないます.最近は特に,ポピュラー音楽の楽曲解析,音楽プレイリスト自動生成,音楽ジャンル推定などの研究に力を入れています. |
研究テーマ2 | 演奏科学いわゆるクラシック的な楽器からポピュラー楽器まで,様々な演奏に関する熟練度や感情の研究を行ないます.例えば弦楽器(ギター,バイオリン,チェロ),打楽器(ドラム,マリンバなど)・鍵盤楽器(ピアノ)の練習支援のためのシステム開発や印象評価,熟達度評価,動作評価です.最近は特に,グランドピアノを使って,ピアノ演奏の熟達度評価の研究を重点的に行なっています. |
研究テーマ3 | 音のデザイン人間が音楽を聴いて感じるメカニズムや,音楽の認知過程のモデル化を行ないます.また,音と映像に関する調査研究や,心理実験,制作などを行ないます.さらに,音律やコード進行理論といった音楽理論の実験的検証なども対象とします.最近は特に,サイン音(や企業ロゴ音)のデザインのための音響心理指標の設計,音楽聴取時の脳波測定,ハイレゾ音源の品質評価などを行なっています. |
研究テーマ4 | 騒音評価騒音を評価する指標「心理音響指標」の改良を行ないます.特にラフネスや変動強度といった指標に着目し,人の評価と指標の評価の整合させることで,適切な評価手法を開発します.また,電気自動車接近音の評価や,オートバイの走行音やエキゾースト音などの評価も行ないます. |
参加プロジェクト 委託研究実績 |
音響アフォーダンス理論に基づいたサイン音設計法 代表(文部科学省) ポピュラー音楽は進化したのか?〜アイゲンミュージック法に基づく検討〜 代表(文部科学省) 音楽配信技術 代表(民間企業) 音楽物理パラメータのメタ情報化と類似楽曲分類 代表(民間企業) アイゲンミュージックを用いた自動編曲手法の開発 代表(文部科学省) ギターおよびピアノに関する対話的演奏練習支援システム 代表(文部科学省) 音楽美評価システムおよび音楽理論学習システムの構築 代表(文部科学省) 歩行者が気付きやすく受け入れやすい電気自動車接近音の設計 代表(JST) 歩行者が気付きやすい電気自動車用模擬エンジン音の設計 代表(JST) 理音響指標を用いた新しい音インタフェイスの開発 代表(JST) |
作品・製品・著書 | 「音響学入門ペディア」(コロナ社,2017) 「音響キーワードブック」(コロナ社,2016) 「音と時間」(コロナ社,2015) 「ピアノの音響学」(コロナ社,2014) 「音楽はなぜ心に響くのか 音楽音響学と音楽を解き明かす諸科学」(コロナ社,2011) 「音楽と感情の心理学」(誠信書房,2008) 「固有演奏を用いたピアノ熟達度の評価基準における多様性の可視化手法」(日本音響学会誌, 72, 10, pp.617-626 ,2016) 「音楽音響信号を対象としたアニメソングに対する公開年代の自動推定」(日本音響学会誌, 72, 4, pp.182-189,2016) 「Use of eigenperformance to analyze proficiency of piano performance」(Acoustical Science and Technology, 36, 4, pp.336-339,2015) 「Realtime emotion control system for polyphonic MIDI musical excerpts」(Acoustical Science and Technology, 34, 5, pp.344-347,2013)他多数 日本音響学会佐藤論文賞,日本音響学会粟屋潔学術奨励賞,日本音楽知覚認知学会研究選奨,他1件を受賞 |
社会貢献 | Frontiers on Psychology, Performance Science Associate Editor 日本音楽知覚認知学会副会長 日本音響学会音楽音響研究会副委員長 ISPS2015(国際演奏会議)共同実行委員長 日本音響学会関西支部評議員 情報処理学会音楽情報科学研究会運営委員 他多数 |
■出張講義 2017 | |
講義系統 | 情報系/デザイン系 |
講義テーマ1 | 音と音楽のための情報科学音と音楽のための情報科学をコンピュータの実演によって紹介します.最初に音の発生の仕組みを紹介し,その様子をコンピュータで教示します.その後,音楽に関わるコンピュータ技術の紹介をします. |
講義テーマ2 | コンピュータを用いた楽器演奏支援技術の紹介音楽の演奏を対象としたコンピュータ技術を紹介します.特に楽器練習支援や,熟達度推定技術,吹奏楽のための自動編曲技術を紹介します.最終的には楽器音合成技術と今後の展望について紹介します. |
講義テーマ3 | 感情を理解するコンピュータ音楽を含む近年の様々な情報メディアにおいて,感情は欠かせない技術となっているが,コンピュータが感情をどこまで扱うことができるのかについて紹介します.特に感情とは何か,ロボットによる感情表現の現状,そして,音楽や音声における感情表現の現状について紹介します. |
講義テーマ4 | 音楽理論に基づいたサイン音のデザインサイン音やロゴ音が近年普及していますが,その開発の実際と仕組みについてはあまり知られていません.この講義では,音楽理論や心理音響指標を用いたサイン音やロゴ音の設計方法について紹介します.最終的には,国内の地域に適合したサイン音の設計状況について紹介します. |
講義テーマ5 | |
講義テーマ6 | |
■個人として | |
この道に進んだ きっかけ |
幼い頃からの音楽経験(吹奏楽,エレクトーン)と,高校時代に組んだロックバンド(キーボード,ベース,ドラム)の影響より,音楽一本の人生も考えたが,音楽に対する疑問が生じ,それを解消する手段として工学技術と科学を大学で学んだのがきっかけ.音楽大学聴講生などを経て,やはり音楽の全てが音大で学べるわけではないことがわかり,ならば自分が教えようと考えたため. |
将来の夢 | 音楽と音の分析・解析を続けること.そして,多くの人が喜ぶ技術を開発すること. |
趣味 | 音楽演奏(打楽器全般,キーボード),車,オートバイ,自転車,旅行. |
座右の銘または 生活信条 |
常に新しい事を探し続けることと,常に向上心を忘れないこと. |
■メッセージ | |
企業へ | 音楽に関する技術,音に関する技術の相談を受け付けます.特に人が聴く音を得意としており,随時相談を受け付けています.これまでに複数の企業との共同研究実績を持っています. |
高校生へ | 例えば「音楽に没頭しているけど,将来ミュージシャン等にはならない」と考えている人は,是非私の研究室の扉をたたいてみてください.豊富な経験に基づいたお話ができるでしょう.音大で学べない音楽もあるということを忘れないで下さい.特に情報学の観点から音と音楽を料理しますので,数学や物理などの理系科目が得意であるとなお良いでしょう.次に音楽の経験がなくとも,音楽や音に興味のある人も是非私を訪れて見て下さい.多くの過去の事例と共に将来について考えましょう. |
■選択キーワード | |
音響 音楽 演奏 メディア工学 |
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■選択キーワード内容 | |
音響:音の物理特性から心理特性まで,音にまつわる諸科学 音楽:演奏,聴取,編曲など,人が音と関わり楽しむことを包括する語 演奏:楽器などを用いてメロディや伴奏を奏でること. メディア工学:音や音楽を処理する情報技術. |
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■共同利用が可能な装置・機器等 | |
自動演奏ピアノ モーションキャプチャーシステム 脳波計測装置 生体信号測定装置(筋電,心拍など) |
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