学科横断型プログラム

学科横断型プログラムって何?

将来に活かせる実践的な学びで地域に貢献。

八戸工業大学では、大学設立の理念に則し、地域産業の特色を反映した学科横断型プログラムを設置しています。学科横断型プログラムには「海洋学プログラム」と「原子力工学プログラム」があり、プログラム科目として開講される科目と各学科に設定された科目を履修することで、卒業時にプログラムの修了証が授与されます。さらに、2020年度からは3つ目のプログラムとしてロボット技術に関する学問を履修する「ロボット工学プログラム」を新設。地域産業との関わりを通して、将来に活かせる実践的な学びに加えて視野がぐんと広がる刺激的な体験ができます。

ロボット工学プログラム

ロボット工学に関連する工学部(機械工学科・電気電子工学科・システム情報工学科)の学生が受講できる学科横断型プログラムとして、2020年度より新たに開設するのが「ロボット工学プログラム」です。目標とするのは、進化が加速するロボット開発に必要な知識・技術を学科の枠を越えて習得し、地方で活躍できるロボット技術者を育成すること。現在、ロボットの活用領域は急速に拡大しており、自動車や家電といったものづくりの現場を支える産業用途から医療や警備インフラ点検など、多岐にわたりその有用性が見込まれています。一方でロボットを総合的に制御するには、センサーや人工知能(AI)、情報処理、通信など多様な領域にまたがる技術的知見が不可欠です。「ロボット工学プログラム」では、複数の学科で学ぶ知識・技術を総合的に学び、地域に貢献できる人材育成を目指します。

海洋学プログラム(海洋生態・海洋土木)

生命環境科学科と土木建築工学科(土木工学コース)の学科横断型プログラムとして、海洋学海洋生態コース(生命環境科学科)・海洋学海洋土木コース(土木建築工学科土木工学コース)を開設。それぞれの学科の専門分野を学んだ上に、さらに海洋学の基礎と未来から応用まで実習も含めて学べます。前者では海の生物などの生態、後者では海底資源掘削や海洋土木技術を学習。各プログラムの基礎科目は相互に履修できます。授業は、国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)からの講師も担当。最新の海洋学を学べる魅力的なプログラムです。

原子力工学プログラム

原子力工学プログラムは工学部の学生が受講できる学科横断型プログラム科目として、「原子力エネルギー」「放射線の利用」「原子力体感研修」「原子燃料サイクル・安全工学」が開講されています。原子力工学は、放射線や原子力エネルギーに関わる専門技術だけでなく、機械・電気・情報などの工学技術に基づく総合工学です。青森県には原子力関連施設が多数立地しているので、工学技術を本学で学ぶみなさんが、放射線や原子力エネルギーに関わる基礎知識を身に付けることは大変有意義であると考えます。