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所属 バイオ環境工学科、基礎教育研究センター、大学院機械・生物化学工学専攻/教授
氏名 鶴田 猛彦/(つるた たけひこ)
メール tsuruta●hi-tech.ac.jp
●を@に変更して送信してください。
WEBサイト 微生物工学研究室

■個人キーワード
1、 微生物
2、 環境浄化
3、 物質生産
4、 バイオマス
5、 新規金属吸着剤

出身地 宮崎県
出身校 熊本大学大学院、博士(工学・九州大学)
経歴 国税庁醸造試験所(現(独)酒類総合研究所)、宮崎医科大学(現宮崎大学医学部)、東和大学工学部勤務
■現職活動
管理職名
専門分野 微生物工学、有機化学、資源処理工学
所属学会 日本化学会、日本農芸化学会、日本生物工学会、日本醸造学会、資源素材学会
担当科目 有機化学/生物有機化学/食品製造学/バイオ環境工学実験?T/バイオ環境工学基礎演習?U/バイオ環境工演習?U/バイオ環境工学概論/バイオ環境工学導入デザイン?T/基礎化学?U/卒業研究/研究ゼミナール/物質変換工学特論(大学院)/特別演習(大学院)/特別研究(大学院)
研究テーマ1

微生物を用いた水系からのセシウム、コバルト、ストロンチウムなどの除去

東日本大震災後の福島原発事故での汚染水の処理においてはセシウム(Cs)除去の観点からゼオライトが使用されてきたが、他の放射性元素が除去できていないため、排出することができず、今日においても汚染水が増え続けており、その処理が課題である。本研究室では、微生物を使ってストロンチウム、コバルト、セシウムについて水溶液からの除去を検討した結果、完全に除去ができることを見出している、現在は、除去した金属イオンの分離、回収について検討を行っている。

研究テーマ2

微生物の還元力を利用した水系からの金の回収

微生物のイオン結合を主とした吸着を利用した金の水溶液からの除去(バイオソープション)と微生物に結合した金を微生物から分離して回収する研究を以前行っていたが、微生物の還元力を利用した金の0価への還元によるナノレベルでの鉱物化(バイオミネラリゼーション)により、金の回収量は格段にアップすることがわかってきた。そこで、現在は、バイオミネラリぜーションによる金の除去・回収の詳細について検討している。

研究テーマ3

柿渋タンニンゲルを用いた水系からのクロムの除去・回収

6価クロムは有用な物質であるが、その酸化力のために排出されるときわめて有害である。そこで発酵柿渋をもとに作成したゲルを用いて6価クロムを吸着、還元除去する研究を行っている。本ゲルは6価クロムを急速に吸着後、菌体内および一部は溶液中で3価クロムに還元する。吸着・還元された3価クロムのゲルからの分離回収については現在検討中であるが、試験的にはほぼ全量を回収可能になりつつある。

研究テーマ4

微生物を用いた水系からのカドミウムイオンの除去・回収

カドミウムは電池材料として有用であるがイタイイタイ病の原因ともなってきた。そこで、微生物を用いた水系からの回収法について検討し、カドミウムを効率的に水溶液から除去回収できる微生物を見出した。現在は、ホタテのウロ中にあるカドミウムを酸溶出した処理液からカドミウムを除去する方法について検討している。

参加プロジェクト
委託研究実績
微生物を利用する希土類元素の分離回収(金属鉱業事業団)
微生物の生体機能を利用する同位体分離濃縮法の開発(日本原子力研究所)
核燃料物質バイオプロセッシング法の新規開発(日本原子力研究所)
ウラン濃縮菌の放射線変異法による高性能化(東大原子力総合センター)
微生物等のバイオマスを利用する水圏中重金属元素の回収除去(立教大学原子力研究所)
微生物によるウラン等放射性物質の吸着試験研究(動力炉・核燃料開発事業団)
作品・製品・著書 著書(分担執筆)
「Chemistry Research Summaries. Volume, 17」, Lucille Monaco Cacioppo(Eds), Nova Science Publishers
「バイオベース元素戦略―都市鉱山・海底鉱山に眠る貴金属・レアメタル回収技術―」(小西康裕他著)シーエムシー出版
「Uranium: Characteristics, Occurrence and Human Exposure」 Alik Ya. Vasiliev and Mikhail Sidorov( Eds), Nova Sciience Publishers
「地球を救うメタルバイオテクノロジー微生物と金属資源のはなし」(山下光雄、清和成編著)成山堂書店
「Water, Air and Land: Sustainability Issues in Mineral and Metal Extraction - WALSIM II」 C.Q. Jia, C.A. Pickles, S. Brienne, S.R. Rao( Eds), MetSoc
「Applied Research: Current Advances and Challenges」 A Mendez-Vilas( Ed), World Scientific
「Microbes and Microbial Technology: Agricultural and environmental Applications」 Pichtel, J, Ahmad, F( Eds) Springer-Verlag.
「Handbook of Metal Biotechnology: Applications for Environmental Conservation and Sustainability」 Ike, M, Yamashita, M( Eds) Pan Stanford Publishing
「Microorganims in Industry and Environment from Scientific and Industrial Research to Consumer Products」 World Scientific Pub Co Inc.
「メタルバイオテクノロジーによる環境保全と資源回収」(シーエムシー出版)
「Current Research Topics in Applied Microbiology and Microbial Biotechnology」(World Scientific Publishing. Co.)
「Rare Earths: Research and Applications」 Edit. Keith N. Delfrey, Nova Science Publishers, Inc
「本格焼酎製造技術」( ペサンミョン酒類研究所、大韓民国)
「本格焼酎製造技術」( 日本醸造協会)
社会貢献 生物系特定産業技術研究支援センター平成23年度〜現在「イノベーション創出基礎的研究推進事業」書類審査専門委員
日本生物工学会メタルバイオテクノロジー研究部会委員
日本農芸化学会東北支部参与
■出張講義 2017
講義系統 バイオ系/環境系
講義テーマ1

清酒の種類と表示および焼酎にまつわる話

 お酒が飲めるのは20歳からですが、日本古来の清酒や焼酎つくりはバイオテクノロジーにも大きな影響を与えていますので知っておくことは良いかと思います。例えば沖縄県と鹿児島県には清酒製造場はありませんが、焼酎製造場はあります。それがなぜなのか、実は、使用する麹菌の性質の違いが大きくかかわっています。その他、清酒、焼酎つくりとバイオテクノロジーに関してお話しします。

講義テーマ2

微生物を用いた水系からの金属の除去・回収

 種々の微生物を用いて、水系からの金属の除去・回収について研究しています。原子力発電に必要で、かつ廃棄物の処理が困難なプルトニウム、トリウムやウランなども水系から除去し、分離した上で回収できる微生物を見出しました。最近はカドミウムについて研究を行っており、また、東日本大震災後の福島第一原子力発電所の事故による放射性元素の除去の観点から、セシウム、コバルト、ストロンチウムの除去について検討しています。

講義テーマ3

微生物を用いた有用物質の生産

植物を原料に焼酎造りに使われる麹菌(カビの一種)を使って有用物質を作る研究を行っています。その結果、茶カテキンと同じような活性酸素を打ち消す働きを持った物質を作れることがわかりました。また、化学反応では変換しにくい物質を微生物により変換させて、化学反応を受けやすい形に変換し、有用物質を作りやすくする、生物−化学ハイブリッドシステム合成に関する研究も行っています。

講義テーマ4

講義テーマ5

講義テーマ6

■個人として
この道に進んだ
きっかけ
大学院の修士課程での研究を行う中で、当時の指導教官の研究姿勢を見ながら、研究者を目指したいと考えました。修士修了時には大学などでの教育研究職のポジションはなく、企業の研究室に就職しました。しかし、自分でテーマを考えられる研究がやりたくて、その後も研究職を求めて、公立、国立研究所、国立大学、他の私立大学などを経て、現在に至りました。
将来の夢 卒研生や大学院生と一緒に新しい研究成果を出し続けること。
趣味
座右の銘または
生活信条
本当にやりたいことをやる。
■メッセージ
企業へ 基礎を大事にしながら製品化を図りたいと考えている企業と共同研究を行いたい。
高校生へ 微生物を使ったものづくり、環境浄化などにチャレンジしたい高校生の入学を期待しています。
■選択キーワード
エネルギー
生活環境
原子力・プラズマ
材料・素材
生産・加工
生物・食品
医工・薬品・健康
数学・物理・化学
■選択キーワード内容
原子力エネルギー関連元素(ウラン、トリウム、プルトニウム、セシウムなどの微生物やバイオマスを利用した水系からの除去、回収)
重金属イオンの微生物やバイオマスを利用した水系からの除去、回収
微生物を利用した有用物質生産
微生物を利用した抗酸化性物質の生産
微生物を利用した有用物質生産における物質生産経路の解明
■共同利用が可能な装置・機器等
結合誘導プラズマ−質量分析装置(ICP/MS)


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