八戸工業大学

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平成29年度入学式学長告辞

本日ここに、ご来賓ならびに保護者のご臨席の下に、平成二十九年度入学式を挙行できますことは、慶びに堪えないところであります。小林八戸市長をはじめ、多くの皆様に御出席頂き、感謝申し上げます。大学院工学研究科博士課程に入学された皆さん、工学部ならびに感性デザイン学部へ入学された皆さん、おめでとうございます。教職員一同、皆さんの入学を心から歓迎します。また、保護者の皆様にも、心よりお祝いを申し上げます。

本学は昭和四十七年四月に工学部三学科を持つ工業大学として開設され、その後、学部・学科の増設、改組、大学院の新設などを経て、現在、工学部、感性デザイン学部の二学部六学科、大学院工学研究科博士前期・後期両課程三専攻を有する大学として、人材育成のための教育と、地域の課題を解決するための研究活動を行って、地域社会へ貢献してきています。私立大学では、北東北唯一の大学院工学研究科博士前期・博士後期を有する大学へと発展しています。これまでに、大学院は、修士が479名、博士53名、学部は17858名が、修了あるいは卒業され、社会の発展を支える人材として活躍しています。

本学の教育理念は「良き技術は、良き人格から生まれる」です。「学術の中心として、広く知識を授けるとともに、深く専門の学術を教授研究し、知的、道徳的および応用的能力を展開させ、あわせて人類の幸福を希求する科学技術の振興と文化の創造ならびに地域社会の発展に寄与する」ことを使命・目的としています。
本学は、日本高等教育評価機構から使命・目的、教育・学修、経営・管理、自己点検について、その基準に適合しているとのを認定受けている大学です。また、JABEE日本技術者教育認定機構から、国際基準に準じた教育到達目標の設定、教育課程の設計や教育組織・環境の整備、目標達成の評価を行っているとの評価を受けているコースを有する大学でもあります。さらに、文部科学省の補助事業に採択されたAP大学教育再生加速プログラムの実践によって教育をなお一層充実させ、特に教育成果が見える教育を皆さんに提供しようと努力している大学です。
これまでの継続的な教育改善によって、専門的な知識だけでなく、チームワーク力、コミュニケーション力、あるいは主体性など、社会人として備えるべき人間力の育成にも努力を続けています。これらの力を身につけてこそ、大きく活躍できる社会人となるからです。講義形式の授業も続けていますが、プロジェクトベースドラーニングや、アクティブラーニングなどの学習方法を活用して、学生の皆さんが、高い学力とともに大きな人間力を持てるよう支援してきています。
また、JAMSTEC日本海洋開発機構との連携による海洋に関する教育研究活動や、八戸市やまちづくり八戸と連携した中心街のまちづくりを考える教育、地域の魅力を掘り起こし、その魅力と活用を考え実践する教育など、多くの行政、研究機関あるいは企業との連携によって、教育研究活動を充実させようとしている大学です。「地域の人材は地域から」、と考え地域に関わる教育を実践しています。

大学は、教育と研究を行って社会に貢献します。
防災に関する研究も、長く続けてきている研究です。6年前の東日本大震災の発生に対しては、被害調査、防災・減災のための技術開発、防災教育に関わる研究と実践、ボランティア活動など、広い分野で研究活動と支援を継続して行ってきています。
また、トンネルや橋、あるいは下水道などの社会基盤の老朽化、特に寒冷地の社会基盤の老朽化に関する研究も、長く行われている研究です。安全安心なくらしや産業を支えるための研究です。
さらに、地域が有する魅力を発見し、その魅力を活用することを考え、具体的な形や仕組みを提案した活動もあります。たとえば、地域文化によるデザインや、地域文化や観光資源の活用が研究されています。
このほか、機械工学、電気電子工学、情報工学、環境工学、土木建築工学、そして感性デザインのそれぞれの分野での研究活動が活発に行われています。

研究は、それぞれの分野の専門知識を理解し、地域が抱える課題に対し、調査や実験を行って、その課題を解明する、あるいは対策を提案する、試行して有効性を検証するなどが行われています。それらの成果は、いずれ地域に還元され、地域でくらしや産業を営んでいるみなさんへ大きく貢献することになると考えています。「地域の課題は地域で」、と考えています。
もちろん、この中には、地域を超えて広く活用される新しい技術や知見も生み出されています。

入学された皆さんに、本学の学生として活動するために、三つのことを申しあげます。

第一は、自分を成長させる最も大きな力は自分自身だということを忘れずに行動してください。大学は、自ら学び、判断し、行動する高等教育機関です。そのため、皆さんは、高校までの生徒ではなく、学生と呼ばれます。高校までと同様に、保護者や教員の支援を受けますが、主体性が強く求められ、その姿勢が強ければ、強いほど高い成果を受け取ることができます。

第二に、このような成果を高め、優れた人材となるためには、基礎的な学修が重要です。基礎をしっかり身につけた人材は、日々発展する技術にも豊に対応することを可能とします。将来も役に立つ人材となるために、基礎力をしっかり勉強してほしいと思います。偏食が心身の健康を害することがあるように、基礎的学修と応用的な学修をバランス良く学修してほしいと思います。普段の勉強には、知識を身につける力だけではなく、人格を向上させる力があります。

第三は、人との交流に関することです。人との交流は、自分を見つめ直し、自分を大きく成長させる力があります。授業を受けるときの同級生も、部活動やサークル活動の仲間も、その交流を続けることで、自分には足りない力を知る機会にもなるでしょう。また、自分だけの力では乗り越えられない課題が発生したときには、悩みを共有し、解決の糸口をともに考える友人を持つことができます。また、海外研修などへの参加も、自分を成長させる良い機会になると思います。

大学は、自ら学び、判断し、行動する高等教育機関と申し上げました。ぜひ、多くの活動に主体的に取り組んで、自分を成長させてください。

現在の社会は、政治、経済やエネルギー、環境など、多くの課題を持っています。平和な社会づくりに、幸福な社会づくりに、みんなで努力する必要があると考えています。確かに、一人の力は小さいものかもしれません。しかし、ひとりひとりが、これらの課題に関心をもち、考える必要があります。みなさんも、是非その一人となってほしいと思います。

本学は、優れた教職員、広いキャンパス、そして充実した施設設備を有する大学です。この優れた、教育研究環境を活用し、心身ともに健康で、充実した学生生活を送られ、所期の目的を達成されることを心から祈念し、告辞といたします。

平成二十九年四月四日
八戸工業大学
学長 長谷川 明

 

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